作詞 佐久間 宏太 佐藤 陽亮 作曲 佐藤 陽亮 編曲 L.I.P
冬の匂いが たちこめ始める 道行く人は 急ぎ足で
無機質な音 乾いた北風 街に浮かべた 白い吐息
二人並んで 見ていた景色は まだ今でも 変わらないよ
あの日のキミは ただ近すぎたよ この手伸ばせば 触れられるほど
本当は言いたいことがあった でもキミには言わずにいたよ
他愛もない嘘を混ぜてごまかした 今となっては 口には出せない
誰かに重ねた面影が 今でも私を締めつける キミの代わりは誰でもないのに
キミがいなくなった街は もう色を失った まるで夢から醒めた様に
何事もなく 季節は巡って 置いていかれた 一人のまま
あの日のキミは ただ遠すぎたよ 手を伸ばすのも 嫌になるほど
本当に言いたいことがあった でもキミには言えずにいたよ
笑いあう日々を壊してしまうこと それだけがただ 怖かったから
過去にすがりついてても 非情に時は流れる そしてまた私を置き去りにして
あの頃には戻れない 止まったままではいられない そんなこと気付いているのに
キミは優しいから 忘れて欲しいと願うでしょう
でも抜いたはずの 棘は今でも 刺さり続けて
いつか描いていた『未来』と 今は少し違うけど
歩き続けなきゃいけないことはわかっているから
さよならもう私は往くよ 『私』に背を向けもう往くよ もう振り返りはしないから
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